●BED TEA・・・・・・・・・・・・・文字通りベッドで紅茶を頂きます。召使いに運ばせるお金持ちの習慣ですね。
イギリスではお休みの日の朝、奥様のために、ティーセットをお盆に載せて運ぶご主人も
めずらしくないそうですよ。
●MORNING TEA・・・・・・・・パン食の方なら朝食に紅茶か珈琲を頂きませんか。
ストロングティーと呼ばれるアッサムやディンブラをミルクで飲むのがいいでしょう。
●ELEVENSES・・・・・・・・・・午前中のほっとする時間に。主婦なら家事の合間にティータイム。
私はヌワラを、ビスケットのような物と頂きます。
●LUNCH TEA・・・・・・・・・・お昼のあとにも紅茶を必ず。口の中をさっぱりさせるウバはいかがですか。
●AFTERNOON TEA・・・・・午後の紅茶です。上流階級を中心に広がりました。
ホテルなどでは三段トレイにお菓子が載せられて豪華なティータイムを演出してくれます。
●HIGH TEA・・・・・・・・・・・・労働者階級の人たちに広まりました。仕事から帰ってきた主人のために、温かい紅茶とマフィン、
コールドミートなどの夕食と頂きます。
今ではコンサートや観劇などに出かける前に飲む紅茶のことを指すようです。
●AFTER DINNER TEA・・・夕食後の団欒に。
この中でどれくらいのティータイムを皆さんご存じですか。
イギリス人は本当によく紅茶を飲みますよね。
1日平均7〜8杯は当たり前だそうです。
日本人も緑茶や麦茶、珈琲などを入れたらそのくらいはなりそうですが、
ティータイムをしっかり取るという点において、大きな違いがありますね。
ただ飲むのではなく、お茶の時間を大切にするということ。
ちなみに私は、やはり7〜8杯は紅茶を飲みます。
家にいる時間が多いという理由と、温かい飲み物が好きという理由、
そして何より、たった1枚のクッキーでも、気に入ったお皿に載せ、季節にあったポットとティーカップでいただく、
という行為がとても好きなんです。
アフタヌーンティーの始まり
第7代目、ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが、朝と晩の2食という貴族の食習慣に耐えられず、
召使いに、バター付きのパンと紅茶をこっそり持ってこさせたことに始まります。
それが次第に貴婦人たちの間で噂になり、公爵夫人の招待を喜んで受けるようになりました。。
紅茶は当時とても貴重で、彼女のプライべートな応接間「Blue Drawing Room(ブルー・ドローウィング・ルーム)」で
過ごすひとときは、貴婦人たちの社交場となっていきました。
ヴィクトリア女王の時代にはイギリスの植民地だったインドやセイロン(スリランカ)での紅茶がたくさん生産されるようになり、
また産業革命や紅茶の輸送ルート拡大も手伝って、紅茶も広く庶民にまで浸透していきました。
イギリスの繁栄の象徴が紅茶の消費とはほんとうにおもしろいですね。
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